『幸せについて』（谷川俊太郎／ナナロク社）

👉#白色の処方箋

「幸せを感じたいときに寄り添う」

✨ 効能

白色のように気分をリセットし心機一転を促す

📖 名言

幸せなんてコトバほんとは要らない

📖 あらすじ・感想

詩人の谷川俊太郎さん最初で最後の人生論。「幸せについて」今考えるすべてを語った1冊。幸せは一つ一つ手作りの一品もの。言葉の一つ一つが丁寧に光る一品ものの本です。

言葉に惑わされた——

そんな経験、ありませんか？

俳優さんがスキルを磨くために使う「インプロ（即興演劇）」というメソッドがあります。その中に、あえて言葉を使わないフィジカルインプロという手法があります。私は以前、このフィジカルインプロを体験しました。

フィジカルインプロでは言葉が禁止です。

相手の動きや表情から気持ちを読み取り、自分の動きで応えていきます。

不思議なことに、言葉を使わなくても相手の気持ちは意外と伝わってきます。

そのことに、とても驚いたのを覚えています。

赤ちゃんがよく笑うのも同じかもしれません。

赤ちゃんには言葉がないのに、なぜ笑顔になるのでしょう？

きっと、周りの温度や表情、気配など、言語以外の感覚で世界を受け取っているからなのでしょう。

実は、言葉はときどき嘘をつきます。

気持ちと違う言葉を口にしてしまったり、言葉の限界で気持ちがうまく伝わらなかったり。

それがコミュニケーションを難しくしていることも、きっとあります。

そして、コミュニケーションが苦手な人ほど、言葉に縛られやすいのかもしれません。

谷川俊太郎さんの言う

「幸せなんてコトバほんとは要らない」

という言葉には、

「幸せは理屈ではなく、感じるものだよ」

そんなメッセージが込められているように思います。

📖 魔法の質問

ことば以外で気持ちを伝えるなら何をしますか

🏷 おすすめタグ（白版）

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2025.11

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