キッチン

『キッチン』 （吉本ばなな／新潮文庫） 
👉#赤紫色の処方箋

「立ち直りたいときに寄り添う」

✨ 効能

赤紫色のように疲れを癒し活力をもたらす

📚 今日の一冊

『キッチン』

（吉本ばなな／新潮文庫）

📖 名言

私は知る。楽しかった時間の輝く結晶が、記憶の底の深い眠りから突然覚めて、今、私たちを押した。

📖 あらすじ・感想

祖母を亡くした少女・みかげと田辺家の人々との交流を通じて描く喪失と再生の物語。デビュー作にして代表作。

読みようによっては暗く切ない話だが、みかげが料理に狂う姿に命がけの情熱と命の底力を感じる。

何かに囚われたり、何かを理不尽に奪われたり、喪失感は容赦なく心を痛めつけてくる。それでも荒れ地に育つ草花のようにしたたかに逞しく私たちは生きている。

私たちの生命力を信じて間違いないと思う。どんな時も、生きてきた全てをかけて人は立ち上がろうとする。

きっとDNAにそう刻まれているに違いない。そんな気がします。

📖 魔法の質問

過去に熱心に取り組んだのはどんなことですか

🏷 おすすめタグ（赤紫版）

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