2024.10.16 07:05新訳ドリトル先生 (角川文庫)ヒュー・ロフティング KADOKAWA / 2020年2月21日発売イヤイヤながら王となったドリトル先生。医者、国づくり、学校…すばらしい仕事をし続けますが、本来の生きる目的から離れて、やるべきことを優先し続ける日々。「私がどうしていなくなったのか理解してもらえるときが来るのだろうか……理解して……許してくれるときが。」愛着はあるのだが、とどまることが違うと思うなら。別れるゆうきも必要なのかもしれない。それは裏切りとは違う。人生の目的や生きる意味は、一人ひとり違うのだから。✨️ポイントドリトル先生は、貝の言葉を研究するため、偉大なインディアンの住む海に浮かぶ不思議な南の島をめざし船出する。いろんな事件を解決しインディアンの王国で望まぬ王様となってしまっ...
2024.09.25 10:57王妃の館(集英社文庫)パリにある、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。一見の客お断りの歴史ある超高級ホテルとなったシャトーに、バブル崩壊で倒産寸前の旅行代理店の苦肉の策で、客室を昼(ポジ)と夜(ネガ)とでダブル・ブッキングさせられた何も知らないネガポジツアーの客たち。その中にはかの有名作家が執筆のため参加していて。現実と劇中劇に様相で2つの物語が進行する…。浅田次郎らしい笑いと涙の喜劇の人生物語。✨️名言忘れちまいな。恨みつらみは片っぱしから水に流すのさ。過ぎたことにこだわっていたら、一歩も前に進めない。美しいものに満たされれば、人はやさしくなる。それを壊せば鬼になる。 地球という匣を美しく飾り続けること、それが平和だ。ひとりひとりが自ら太陽となって光り輝け✨...